- 「退職を申し出たら裏切者扱いされるけどなに?」
- 「転職って裏切り行為なの?」
- 「会社って嫌でも続けないといけないの?」
終身雇用が崩壊している今の時代、転職は当たり前になってきています。
しかし、一部の会社では「人生は一つの会社で生涯勤め上げるもの」など古い考えが残っており、退職者を裏切者扱いする会社もあります。
特に初めての転職時に裏切者扱いされた場合、「転職って裏切り行為なのかな?」と考え込む人も多いでしょう。
実際私自身も転職時に裏切者扱いされたこともありますが、転職は全く裏切り行為では無く自分自身の選択です。
この記事では、実際に転職時に裏切り者扱いされた経験を持つ私自身の経験から
- 裏切者扱いされる理由
- 裏切者扱いされた時にやってはいけない事
- 裏切者扱いされた時の対処方法
- 退職者を裏切者扱いした会社の末路 など
転職時に裏切り者扱いされて困って悩んでいる人を手助けできる情報を紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
転職者を裏切者扱いするってどういう発想から?
この見出しでは、転職者を裏切者扱いしてくる人が考えてる事や思っていることについて紹介します。
異常に仲間意識が強い
会社員を第2の家族ように、仲間意識を強く持っているような会社の一部では、転職を会社への裏切りと捉えることがあります。
特にブラックな会社で多い傾向にあり、プライベートの時間まで会社のメンバーと付き合わせて、過剰な仲間意識を植え付けて洗脳してきます。
そんな自分たちのチームや組織を離れ、新たな環境に行くことを選んだことから、自分達を否定されているように感じてしまうようです。
- 「今まで面倒を見てきたのは俺なんだ……この恩知らずが」
- 「こんなにも良い俺たちの元を離れるなんか許せない」
転職者の中には個人の成長やキャリアアップ、家庭環境の変化など、様々な要素が含まれています。
第2の家族のように仲間と思うのであれば、新たな道を選ぶ社員を応援し、成功を祈ることこそが求められる行動だと私は思います。
自分も転職したいのに先を越されたという嫉妬
裏切者扱いしてくる人も転職したいのに、先に転職されてしまったことに対する嫉妬から言われる場合もあります。
- 転職したいのに、自分は市場価値や能力が無い
- 転職したいのに、するだけの行動力と勇気が無い
- 俺はできないのに、お前だけ先に行きやがって……
無能な自分は会社にしがみつくしかないのに、先に転職されたことに嫉妬を感じるようです。
あまりにも残念な自分を正当化したいがために、負け犬の遠吠えのように転職者を裏切り者扱いして、自分を保つ行為に走ります。
ハッキリ言いますが、迷惑でダサいのでやめてほしいですよね。
仕事ができて期待されていたから
仕事の吸収が早いなど、要領よくこなせて将来を期待されていた場合、裏切り者扱いされるケースもあります。
- 「あいつにはこの仕事を任せようと思っていたのに」
- 「誰にも頼めないけど、あいつならこれができそうだ」
特に、リーダークラスの会議などで、あなたが後任を務めるような話が進んでいる場合は、「裏切られた」と感じる気持ちが強い場合もあるでしょう。
上司側は「なんで辞めるんだ……許せない」、「お前がこの会社を引っ張っらないといけないんだ」のような子供のような考えを持っています。
しかし、退職者側の心の中では「もうこの上司から学ぶことは無いから他の環境で心機一転頑張りたい」と思っている場合が大半です。
また、退職時に裏切り者扱いしてくる人は、仕事ができるあなたに依存しているだけで、他人のことを1ミリたりとして考えいません。
部下に依存しないといけない上司の元は早々に離れて正解です。転職を決意した自分の決断に自信を持ちましょう。
裏切者扱いされた時にやってはいけない事3選
私の経験から退職時に裏切り者扱いを受けた時にしていけない事を3つ紹介します。
- 人事部などへの密告
- 分かり合おうとする
- 転職先の条件などを話す
以下より詳しく解説します。
人事部などへの密告
どんだけ上司から裏切り者扱いされ辛い言葉を貰ったとしても、人事部への密告はおすすめしないです。
まず、退職者を裏切り者扱いしてくる段顔で、その会社は99%ブラック企業です。
筆者は、裏切り者扱いされたことや社内情勢など密告しましたが、結果的にはもみ消し。
ブラック企業は、社内でハラスメントがあっても放置しますし、退職者の言葉は「どうせ辞めていくからどうでもいい」という感じ見向きもしません。
そんな会社の人事部に密告しても、時間と労力が無駄になるだけで意味が無く、自分の心に負担が掛かるだけです。
意味の無い事に行動するだけ無駄なだけなので、人事部への密告はやめましょう。
実際に自分は人事部に密告しましたが、報告内容はもみ消しに合いました。
世間的にどれだけ正しい事でも、ブラック企業では無駄な努力になります。
分かり合おうとする
退職時に裏切り者扱いする人と分かり合うことは絶対にできないので、どんなに面倒を見てくれた人でも縁切りしましょう。
親でも無い人が、退職という個人の選択に口を出すのは明らかにおかしいですし、根本的に考えが歪んでいます。
筆者は、裏切り者扱いしてきた上司と分かり合おうと話し合いもしましたが、結果的には心が病むだけで無理でした。
裏切り者扱いしてくる人は精神異常者と言っても過言で無く、そんな相手と話しながら分かり合うことは絶対に不可能です。
このため、退職時に裏切り者扱いしてくる人と分かり合うことはやめましょう。
裏切り者扱いしてきた人と話したりしましたが、まず話ができないくらい激高してます。
精神異常者と話しても心が病んでしまうだけです。無駄な事は辞めましょう。
転職先の条件などを話す
転職先の労働環境や給料などは、絶対に伝えないでおくことをおすすめします。
基本的に裏切り者扱いされる背景には「嫉妬」や「妬み」などがあり、会社にしがみつくしか無い自分を受け入れられていない状態です。
あなたの転職先がその会社よりも好条件だった場合、この嫉妬の感情がさらに強くなり、新たな行動に出てくる場合もあります。
筆者は、転職先の基本給を口にしたことで上司の嫉妬の感情が強まり、毎日のように電話で嫌がらせのような言葉を浴びました。
このため、転職先の条件がその会社よりも良くても悪くても、口にするのだけは辞めましょう。
裏切り者扱いされた際の対処法4選
ここまでは、退職時に裏切り者扱いされた時にやってはいけない事について紹介してきました。
ここからは、裏切り者扱いされた時の対処方法について4つ紹介します。
- 人格破綻者だと認識して相手にしない
- 何を言われても気にしない
- 退職後のことだけを考える
- どうしても酷いなら退職代行を使う
以下より、詳しく解説します。
裏切り者扱いする人は人格破綻者だと認識して相手にしない
転職者を裏切り者扱いする人は、1人の例外も無く人格破綻者で、物事を客観的に考えれない人です。
転職が裏切りなのであれば、世の中の中途入社の方は全員裏切り行為をしてきた人になりますし、転職もこんなに盛んにならないはずです。
世の中の転職者がOKなのに、自分の会社を辞める事はNGというのは、普通に考えて矛盾してますよね?
このように、自分に都合よく考えを捻じ曲げてしまう人は間違いなく人格破綻してるので、迅速に離れることが正解です。
そんな人にどれだけ説明しても「お前は分かってない」と言われ時間と労力の無駄になってしまいます。
そのような相手を人格破綻者だと認識して、相手せずに言われる言葉全てを受け流しましょう。
何か言われても気にしない
とにかく「気にしない」正直にこの一言に尽きます。
たった1つの会社の上司に嫌われたところで、あなたの人生に全く影響は無いです。
私の経験からも言えますが、元上司は退職後は2度と顔を合わせる事はありません。
- 「この裏切り者が」
- 「無責任な」
- 「この会社で続かないなら、お前はどこに行っても通用しないぞ」
こんな言葉を掛けてくる人も居ますが「なんか言ってんなー」と聞き流せばOKです!
今後の人生で関わることの無い人からの侮辱を真に受ける必要はありません。
そもそも論ですが、退職時にこんな言葉を掛けてくる段階でその会社は辞めて正解です。
退職後のことだけを考える
退職後や退職に向け引継ぎなどの準備のことを考えましょう。
裏切り者扱いしてくる残念な人の相手をするほど、無駄な時間はありません。
会社を辞める事を決めたのであれば、最重要事項は退職後の自分の人生のことです。
転職であれば、転職先の会社の内定を確実に取る必要がありますし、他にもいろいろな手続きなどもあります。
他にも、必要に応じて引き継ぎ書類を作成しないといけない場合もあり、どれも時間の掛かる事です。
おかしな上司の言葉で自分に負荷を掛けず、自分のやるべきことを考えて行動しましょう。
どうしても酷いなら退職代行を使う
裏切り者扱いして終業時間後にも電話を掛けてくるなど、パワハラまがいの度が過ぎている行動に出てくる上司も存在します。
あまりにも酷いようであれば、退職代行を使うことで、ストレスフリーに退職できます。
退職代行とは、あなたの代わりに退職の手続きを行ってくれるサービスで、最短で翌日から会社に行かなくて良いです。
3万円程のお金がかかりますが、3万円で自分の人生変えれるならとても安いと感じます。
会社の人からの裏切者扱いで、ストレスが限界に来てるのであれば、迷わず退職代行サービスを使いましょう。
自分が悩んでた時にこのサービスがあれば間違いなく使ってました。
ブラック企業の退職はそれくらい大変です。
自分を退職時に裏切り者扱いしてきた会社の末路
退職時に裏切り者扱いしてきた会社の現在はと言うと
- 人手不足に拍車が掛かり、人手不足倒産寸前
- 新人が入ってもすぐに辞めてしまい定着しない
- 私が退職してから4年ほどで会社の合計人数が100人以上減っている
- 退職4年後に喧嘩別れをした人にまで出戻りを求める電話が掛かってくる
- 転職サイトなどの口コミの評価が非常に悪い
- 退職者個人のSNSアカウントでも社内事情が拡散されており、悪い噂の歯止めが利かない
私の退職後に倒産寸前まで行ってしまい、喧嘩別れをした自分の所にすら出戻りの連絡が来ました。
インターネットが普及してきた現代では、会社のネガティブな情報は確実に流出してしまい、やがて世間から見放されます。
また、そんな会社に出戻りを考える人が居るはずがありません。
つまり、退職者を裏切り者扱いするというのは、自分たちで将来の可能性を潰しに行っているのと同じです。
退職者を裏切り者扱いする低レベルな会社は、将来の自分のためにも早めに見切ることが正解です。
退職は裏切りではない
今回は、転職は裏切りでは無いという事について、実体験を踏まえながら書いてみました。
会社を辞める事は全く裏切り行為でも無ければ、全く悪い事でも無いです。
余程のことが無い限り、あなた1人が会社を辞めても会社は潰れませんし、辞めたいと思わせるような環境を作ったのは会社側です。
退職者を傷つけてくるような会社は、ほぼ間違いなくブラック企業なので、転職出来た自分をほめましょう。
転職は裏切りなんておかしな事を言ってる人間から離れて、自分より良い人生のために行動しましょう!